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2013.4.8[Mon]

年齢がいっちゃった(やんわりとした表現)ゲーマーにありがちなのが「詰みゲー」です。買ったはいいがやれていない、もしくはさわりだけやって放置、という罪深き行為。「借りてきたAVの最初のカラミで抜いちゃって2回目以降のカラミを見ずに返却」と並ぶジャパニーズモッタイナイです。かくいう俺も年齢がいっちゃったゲーマーなので詰みゲーが幾つかある状態です。

そんなワケで配信されてから随分経つ「ジェットセットラジオHD」を先日やっとクリアしました。ローラースケートを履いて街中を駆け回るという内容のアクションゲームで、面白かったんですがもうちょっと爽快感があればなーって感じだったんですよ。操作感もローラースケート独特の慣性とかあってコツが掴めぬままクリア、みたいな。

で、上手い人ってのはどんな感じかしら?あとニコ生とかで酔った女性が脱いだりしてないかしら?とか思いながらジェットセットラジオのプレイ動画探したら、まぁありますわな。ちなみに酔って脱いでる女性は見つけることが出来ず非常に残念でした。

そして判明したのは、このゲームはとんでもない爽快感の塊だと。ローラースケートで自在に街を駆け、飛び回る。動画を見てるだけでンギモチイイ的な心持ちになり「オデもあんなふうにプレイしたい!」と中年男性を決意させ、貴重であるはずの中年男性の休日を丸1日潰し練習してそこそこ動かせるようになりました!やったね!洗濯物が溜まっていくよ!もちろん動画のように上手くは操れませんが、コツが分かりソコソコ動かせるようになっただけで楽しさがホントに数倍変わりました。

そこで思ったんですが、この手の「練習すればすっげー楽しいゲーム」という存在。今これどうなんだ、と。スマホアプリを中心にカジュアルゲー、つまり時間を使わずに楽しめるゲームが隆盛しているこの時代に「最初は戸惑うけど練習してコツを掴んだらすっげー楽しい」ってのは真逆だよなぁと。

しかし、逆に今だからこそ、とも思うんです。上で言ったとおり、一通りクリアまでしたけどピンと来てなかったんですよ。恐らくもっと面白いはずだ、というところまでは感じるんですが、具体的にどうしたらいいのかってのが分からなかったんですがインターネット上にあるプレイ動画を見て「あ、こうすんのか」って気付いたんですね。これがなかったら結局楽しさを理解できずに終わってたんだろうなと。

本来は仲間同士でのコミュニケーションやネット上の掲示板などのやり取りで行うべき事なんでしょうが、この年になって友人に「おーいゲームやろうぜー」とか言いつつ家に行ったら友人の奥さんと子供に塩をまかれるのは目に見えてますし、掲示板等の文字のやり取りだとアクションゲームのコツを文章化して伝えることの難しさを再確認する作業になりがちです。なんだよ「グァーって行ったところで気持ちジャンプ」とか!

もちろんプレイ動画のアップロードにさまざまな問題があるのは承知しています。ただ、俺のようにホントにそれで救われた人間が居るのも確かです。今回のジェットセットラジオもそうですが、DMC4やゴッドハンドといった、やはり「コツが分かれば楽しさ倍増」なゲームに関してはホントにプレイ動画があってよかったと。そして同じように救われた人が居るんじゃないかなと。

「取っ付きが悪いけどなれたらすげー楽しい」はゲームとしては多分宜しくないんでしょうが、それを補って有り余る面白さのゲームというは確かにあるワケで。そしてその面白さは、その「とっつきの悪さ」が反転したものが多いという印象です。なので、いっそ発売メーカーが発売後暫くして「こんなすげぇこと出来ますぜ」というスーパープレイ集的な動画とか上げてもいいんじゃないか、とか思ったり。いやーホントは自分で見つけるのが一番いいんだろうケド、ホントにセンスゼロなんで!ゴッドハンドとか動画見てなかったらガークラの有用性とか一生気付かなかった自信がある!


あともう1つこの週末に学んだことは「酔っ払った状態で操作の難しいアクションゲームを延々とやってるとすげぇイキオイで頭痛くなる」です。気をつけろ!


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