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2005.6.28[Tue]

この村では子供は一定の年齢に達すると「モノ」になる儀式を受ける。


今日も1人、子供が儀式の為に廃屋にしか見えない建物に入っていく。この建物の中で判別が行われ、出てきた時にはナニモノかになって出てくるという仕組み。本人には一体自分がナニモノであるかは儀式が済んでも分からない。しかし、本人以外には確実にその子がナニモノであるかは分かるようになって出てくる。


子供が建物に入り、扉が閉められる。少し離れたところで両親が心配そうにその建物を見つめている。


「あの子はナニモノになるんかね・・・」

「まぁ心配はいらんだろ・・・。ヤツは息子ながら良く出来たヤツだ。弟達の面倒も見てくれるし家の手伝いだって。きっと孝行モノかしっかりモノだ」

「そうだねぇ・・・。ちょっとおとなしいからひょうきんモノにはならないね。でも立派なモノになって出てくるわね」


扉が開かれる。少年は特に表情というものを浮かべず両親の元へゆっくり歩いてきた。そして彼の姿を見た両親の顔から笑みが消えた。


臆病モノ


少年は弟の面倒など見たくなかった。両親の手伝いなどしたくなかった。遊びに行きたかった。けれども親に逆らうのが怖くいやいやそれらのことをこなしていた。自分を主張するのが怖かった。嫌われたくなかった。


少年は両親の表情から察したらしく、黙ってきびすを返し村を出て行こうとしていた。乱暴モノ、卑怯モノ、うつけモノ、粗忽モノ。そういったイメージの悪いモノとされた子供達は村では蔑んだ目で見られる。その家族も同様に。そして結局はその家族共々村から居なくなってしまう。その為、出てきた子供が悪いイメージのものであった場合、その場で村から追い出し「なかったこと」にする家も少なくない。「臆病者」であるところの少年は当然その事情を知っており、自ら村を出て行くことにしたのだ。特に表情らしい表情を浮かべず、少年は村の出口の方へ歩いてゆく。


「どこへ行くんだ?」


父親が彼の背中に声をかける。


「なんというか・・・。悪かったな。お前に無理させてたみたいで。それでも、だ。お前は家のため良くやってくれた。動機なんていいんだよ。お前は孝行息子だ。まぁこれからはお前の好きにやるといい。ただ、たまには家の事も手伝えよ!・・・さぁ、帰るぞ」

「・・・そうね。帰りましょう。さぁ」


母親が少年の肩に手をかける。呆然とした表情をしていた少年は、ホッとした顔になり、そして声を上げて泣き出していた。両親は何も言わなかった。母親は少年の肩に手をかけ、父親は頭をぐしぐしと撫でていた。


少年が泣き終え家に帰る頃には、少年は果報モノになっていた。


2005.6.23[Thu]

ミュージックバトンと言うのが回ってきました。コレは何かっつーと音楽に関する4つの質問に答え、同じ質問を5人の人に「バトン」と言うカタチで回す、といったものでブログの人たちの間で流行ってるようです。こういう質問に答えるのは大好きなのでいっちょうやったるか!聴いてる音楽の半数がアニメ・ゲーム関係と言うモテとは程遠いスタンスを露にする事になるケドそれくらいじゃ俺のモテモテイメージはびくともしないぜ!既に「これ以上落ちようが無いところに居る」という意見もあるがオール無視だ!デビルイヤーは地獄耳!ダテイヤーはご都合主義!


が、ちょっと待てよと。コレ俺答えていいものなのか。上記の通りコレは「ブログ」の間で回ってるモノで。そういうものを一応なりとも「日記サイト」であるところのウチに持ち込んでいいものだろうか。「トラックバック」がキモとなるような感じの企画だと思いますし、何よりもブログはブログであって日記サイトではないワケで。逆もまた然り。日記とブログと一緒くたにされても俺も困るしブログさんも困る。「和食も洋食もメシだべ?」みたいな大雑把なフィーリングで片付けていいものかなぁと。


個人サイトって括りで言えば一緒なんでしょうけど、こう、なんつーか成り立ちが違うと思うんですよ。日記サイトというものがココロのずっと奥のほうの左側から発生したとするとブログは右、みたいな。外側から積極的に情報を取り入れソレを元に新たな情報や知識を発信するブログとひたすら自分の内面を掘り進んで「面白いと思われるもの」を探し出す日記サイトと。どっちが良い悪いではなくそういう明確な違いが、少なくとも俺個人的にはあるワケで。ソレを「面白そうだから」という理由でホイホイ受けていいものかと!あれ。日記サイトが面白さを至上とするなら「面白そう」ならいいんじゃないのか?!なんか書いててOKな気がしてきた!上記の通り、基本的にこういうのに答えること自体は大好きです!


でもなーやっぱりなー、とオタク特有の気持ちの悪い優柔不断さを全力で発揮してたんですが思い出した!はてなダイアリーあるじゃん!俺借りてるじゃん!そうか、そっちで書きゃいいんだーと万事解決かと思いきやはてな界隈にバトンを渡せる人が皆無であることに気づき再び絶望!というかサイトのほうでも渡せる相手がいない!渡したい相手は沢山居るんですがもう回答済みだったりそもそも俺なんかに渡されても・・・。友達・・・少ないから・・・。必死の思いで勇気を振り絞りバトンを渡しても「うっわダテから貰ったバトンなんかベトベトしてる!」とか思われる!ザ・被害妄想!というかブックマーク見たらいわゆるブログ形態のサイト3つしか見てませんでした。全部はてな。3て・・・。そしてそのうち1つは先日答えてるのを見た!つまり俺の全力は2つのバトンだ!両の腕でベトベトしたバトンを渡すぜ!どっちもはたき落とされそうだ!



ショートパスタ(はてなダイアリー)


2005.6.18[Sat]

所用で久しぶりに福岡の方へ行きまして。流石は九州一の都市。人の数がハンパではなく普段外に出る理由が「コンビニ」「ゲーセン」以外に皆無な人(俺)はその人の数に気圧されたり女性の薄着っぷりに狂喜したりと脳内で1人アップダウンゲーム。コレが飴とムチってヤツか!(違います)


バスとかにも久しぶりに乗ったよ!都会の人は信じられないだろうケド田舎だと先ずバスとか乗らない。公共交通機関が貧弱なのも田舎の特徴です。車が一家に一台、ではなく1人に一台という世界です。映画でよくあるアメリカの郊外、みたいな感じで。無理やりいいように例えようとして大失敗だ!そんなワケで久しぶりに、しかも帰宅ラッシュ時のバスに乗りました。繁華街で散々ヲタショップを巡ったり挙句迷子になったりしてたので(注:30才男性です)クタクタでしたが当然座席は満席。しょうがないので立ってたんですが少しあとのバス停で運良く目の前の座席が空きました。昼間眺めて心の中で拝んでおいたおっぱい様のご利益!とおっぱい様に感謝しつつ座ろうとしたら目の前におばあさん。譲ったね!速攻で!なんつーの?こういうところがね、モテモテの所以っつーかね。いやぁ当然のことをしたまでですよ。「ダテさんステキ!抱いて!」なんてはっはっは・・・おいおい押すな押すな。順番順番!


というのは真っ赤な嘘でいやまぁ譲ったのはホントなんですが別に好意からではなく自己保身から!だって乗客満載のバスで、立ってるおばあさんの前の席に座ってる若者に送られる特殊な視線に俺は耐えられない!体の疲れ<心の痛みですよ!俺は・・・視線に・・・耐えられないっ・・・!あと「若者」って書いてすげぇ悲しくなったんですが!


で、その後また席が空いて、今度は座りました!立ってる人はいたものの明らかに「そりゃーお前譲れよ」的なおじいさんおばあさんは居なかったので一安心。と思いきやスーツ姿の見事な白髪のご老人が。もう・・・いいよ・・・俺は一生立って過ごすよ・・・。ところがその人に席を譲ろうとすると「いや、大丈夫です」と断られました。あーコレはやってしまったかもしれない!「年寄り扱いするな!」というレジスタンス精神を逆なでしてしまったのかも!と思ったんですが別段腹を立てた様子もなくホントに大丈夫そうで立ったまま平然と文庫本とか読んでました。流石都会で鍛えられたソルジャー・・・。ところが、暫くあとにそのおじいさんの立ってる目の前の席が空いたにもかかわらずおじいさん仁王立ちで読書。空席が目に入ってないワケではなく時折チラチラと見てはいるのですが全く座ろうとしない。バスは人が減ったとはいえまだ満席で立ってる人もちらほら。そのおじいさんの前の空席が余計に目立つ状況です。一体何故頑なに座らないのか・・・。もしや・・・。俺が席を譲ったのを断った手前・・・座りづらい?!おじいさんの立場に自分を置き換えて考えてみるとソレしか思い浮かばない!良かれと思ってやったコトがまさかこんな裏目に出ようとはっ・・・!「席を譲る」という簡単な好意が1人のおじいさんを仁王立ちで文庫本を読み続けなければならない状況にまで追い込むコトだってある、という大変教訓のあるお話でした。いや、あのホントごめんなさい。良かれと思って・・・。


でもそのおじいさん、俺より先にバス降りたんですが、降りる時に軽く会釈してくれたんですよね。うーん。単純に趣味で仁王立ちだったのだろうか。趣味?!


2005.6.8[Wed]

哀川翔にガチ説教される夢を見ました。



いよいよ明日メタルマックスの正式後継メタルサーガが発売されます。RPGの続編っつーのは別段珍しくは無いんですがこのゲームに関しては様々な紆余曲折がありまして。詳しくはこちらのサイトで書かれています。2ちゃんねるのメタルサーガスレで発見してこのサイトを読んで堪らなくなり危うくスレに書き込みそうになったんですが踏みとどまった!そう、こんな時のためのサイトだよ!おっぱいおっぱい言ってるだけじゃダメなんだよ!ソレはソレで言い続けますが!


MM2が発売されてから10年だよ10年!もう「ですます」調とか無理!10年て。その時生まれた子供が小学3年生。ゲームできるじゃん!続編がでる!と聞いて狂喜し、発売が中止になって死ぬほど凹んだ。マザー3と同じくらいショックだった。ファミコンのダンプ松本は特に凹まなかった。GBAでリメイク!と聞いて再び狂喜し、その移植具合に企業に向けてのワラ人形と言う新機軸を試したり。とにかく不運のゲーム。


それでも待ってる人はいた。10年という時間と数々の不運にもめげず鉄とオイルと砂埃のRPGを待っていた。続編の望まれるゲームは多いけど10年ソレが絶えなかったというのは、このゲームが何かしら特別な存在だからだと思う。当然それは俺にとっても。熱心に活動したりはしてなかったし、10年間ずっと祈っていたわけでもないけど、それでも発売決定の記事を見たときに鳥肌が立った。携帯を取り出しメール着信音を鳴らしてみる。昔からずっと「お尋ね者との戦い」






「あんた、ハンターになるんだって?」

「あぁ、10年ぶりにね」


2005.6.7[Tue]

「セクシー写真!セクシー写真!」と声高らかに叫んでも無反応なのにこういう時は逃さないあなた達が大好きです!


しかしいざ過去ログ作り始めるとコレがまぁ面倒で。素のテキスト形式の生ログしか残ってなかったのでフレーム組んだりネットで集めたおっぱい写真眺めたり行間調整したりおっぱい写真眺めたり突如ネトゲを始めたり現実逃避にお酒を飲んで泥酔したりと聞くも涙語るも涙の紆余曲折を経てとうとう過去ログが完成しました!実質1時間くらいしか掛かってないであろうコトは作成者であるところの俺が1番知ってますから言わないでください!何かおかしなところありましたらメールで教えていただけるとありがたいです。また過去ログ復活記念セクシー写真添付メールなどもいただけるとありがたいです。ありがたいです!(2回言う)


じゃ、俺はメタルサーガ買うと思うんでまた暫くアディオスだ!ドラム缶押すぜ!


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